送迎ドライバーの仕事内容とは

介護施設の中でも、デイサービスや通所リハビリなどを行っているところでは送迎ドライバーを雇うケースがある。仕事内容は、朝に利用者を自宅へ迎えに行き、夕方に自宅へ送り届けるのがメインだ。車椅子に乗っている利用者の乗降を手伝ったり、介護職のスタッフが同乗していない場合は介護業務を行ったりもする。そのため、送迎ドライバーの求人であっても、介護職員初任者研修の資格を持っていることが条件に挙げられることがある。また、訪問マッサージを提供する施設の場合、マッサージ師の送迎も仕事に含まれる。

通所サービスを提供していない介護施設でも、送迎ドライバーがいる場合はある。日常的な業務は清掃など施設のメンテナンスで、必要なときに運転をするというケースが多い。送迎ドライバーに必要な運転免許は普通自動車免許で、ほとんどの施設はAT限定免許で問題ない。利用者の送迎が仕事ではあるが、それに対して料金を徴収しているわけではないため、二種免許は必要ないのだ。

求人広告を見ると、デイサービスではそれぞれ2時間程度の朝シフトと夕方シフトで募集している施設が多く、時給は高くても1000円ほどが相場のようだ。有料老人ホームの場合は、利用者だけでなく職員の送迎業務や利用者の買い物補助業務を行ったり、施設メンテナンス業務を担ったりする。多くは月給制となっており、月給14万円~15万円ほどの施設が多い。仕事を1本に絞りたい人は有料老人ホームの求人を、Wワーク希望やお小遣い程度の収入を得たい人はデイサービスの求人を探すといいだろう。